本記事では、
GA4の特徴、UAとの違いや具体的な変更点などを解説しております。
旧GA(UA)は、2023年7月1日をもってサポート終了となるため、どの企業もできるだけ早く、GA4を導入する必要があります。
とはいえ、計測方法も変わったので、注意して確認しましょう。
なぜGA4に移行する必要があるか?
UAからGA4に移行すると何が変わると考えるよりも、別のアクセス解析ツールと割り切って考えた方が賢明です。
昨今、WEB上で、個人を追跡することが難しくなっております。
・改正個人情報保護法の施行(2022年4月)
・Googleは、Chromeにおける3rd Party Cookieの廃止を2022年から2023年に延期
・個人情報保護委員会からガイドラインも公表 →未対応の企業もまだまだ多い
・GDPR化ではCookieの同意、 iOS 14.5からのIDFA制限、同意も約20% https://www.amazeemetrics.com/en/blog/76-ignore-cookie-banners-the-user-behavior-after-30-days-of-gdpr/
つまり、Cookieに頼らない施策が今後のトレンドとなります。
GA4で変わった2つのポイント
①計測方法がCookieに依存しなくなった
ユニバーサルアナリティクスではCookieを用いてユーザーを特定しており、
会員IDを利用したユーザー特定については「User ID」を利用していました。
GA4では
1.会員ID 自社で生成したUser-ID を個々のユーザーに関連付けることができるため、さまざまなセッション、デバイス、プラットフォームをまたいで各ユーザーの行動を把握できます。
2.Googleシグナル Google シグナルとは、 Google アカウントにログインしていて、広告のカスタマイズをオンにしているユーザーと関連付けられたサイトとアプリのセッションデータです。 つまり、「Googleシグナルを設定すると、同じユーザーが違うデバイスからアクセスしても同じユーザーとしてカウントできるようになります。」 ログインしたユーザーと関連付けられたデータは、 「クロスデバイス レポート」「クロスデバイス リマーケティング」「クロスデバイス コンバージョン」を Google 広告へエクスポートするために使用されます。 参考: Google シグナルを有効化する方法
3.Cookie
と精度の高い順にユーザーを特定する方法を用いているためユニバーサルア
ナリティクスのようにcookie依存しないという特徴があります。
②GA4ではセッションベースから「イベントベース」になった
イベントとは?・・
ユーザーがWebサイトやアプリで起こした行動の総称。初回訪問やページビュー、スクロール、Webサイト上の動画視聴、クリック、カートに追加などなど。これら全てはGA4上では「イベント」と呼びます。
UAはセッションベースで計測していました。
一方で、GA4はユーザーベース(イベントベース)で計測しております。
例)
A.PCからWebサイトを見たAさん
BスマホからWEBサイトを見たAさん
→同じユーザーとして計測
とはいえ、分析に慣れるまでに時間が要するので注意が必要です。
まとめ
まとめると、GA4は「顧客中心」の測定をするようになる!ことが最大の変更点です
これまでのように、
「昨日はtopページが100ページ見られた。」
「Twitter経由で50回訪問があった。」
と部分的に計測するのではなく、
「顧客はどのようなアクションを取っている人なんだろうか?」
「何の媒体が成約貢献しているか?」
顧客中心の視点で計測をすることになります。
顧客が求めていることを数値で可視化し、仮説を立て、
マーケティング活動に役立てましょう!
次は「【EC担当者必見!】GA4の設定方法(初級編)」について解説します。
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