膨大なデータを扱うWEB広告では、自分自身のポジションによって、【使い方】が変わります。
特にWEB広告(リスティング広告等)レポートは関係者によっては、【最大の価値】を生み出すこともあれば、ただの紙切れと化すこともあります。 関係者全員で 必要な情報のすり合わせを図ったうえで、広告レポートを作りましょう。
広告レポートの存在意義とは?
広告運用のプロジェクトでは至るところに 「溝」 があり、溝を挟んだ関係者間の議論・認識のズレは時に致命的になります
例えば、下記の様な状況が発生したとします。
社内会議で上司に(口頭で補足・相談できる)程度の資料がほしいな〜
承知いたしました!(気合いをいれて50ページ以上の)月次報告の広告レポートを準備いたします!
〜1週間後〜
(細かい数値をいれたら、50ページ超えたな。。考察は間に合わないけどそれはこうとうでいいや!!)広告レポートを提出いたします。ご確認ください!
(社内会議時間でそんな時間とれないんだよな。。)ありがとうございます!
このように、事前に関係者で「何のための資料か」「どのくらいの量必要か」など事前に擦り合わせていればこのような事態は起こらなかったと考えられます。また、レポート作成に力を入れすぎて、どこがポイントなのか、要所要所を抑えないと意味がありません。
広告レポートが活用される状況
代理店は「広告の成果」を全体と捉えるかもしれませんが、事業会社様にとってWEB広告はあくまで、集客チャネルの1つにすぎません。
全体といえば 自社ビジネスの 「成果=売上」 が見えているはずで、 必ずしもWEB広告にこだわる必要はなく視座がズレてしまうことがよくあります。
こうした溝を乗り越えるきっかけとなるのが「ダッシュボード」で す。 ダッシュボードとは複数のレポートを集約し、重要なデータをひと目で確認できるようにしたものを指します。
関係者全員が【最大の価値】を生み出すおすすめのダッシュボード
広告レポート(ダッシュボード)を作成するための無料で使いやすいツールに、Googleが提供する
Looker Studioがあります。
一例ではありますが、こうしたダッシュボードを作っておくと 表示回数やコンバージョン、CPA・CVRがリアルタイムですぐにわかります。
Looker StudioからGoogle広告やGoogleアナリティクスに連携することで作成ができ、一度作成すれば、データは自動的に更新されます。 レポート作成の時間短縮にもなるはずです。
最後に
関係者全員が定期的に見て、有意義な議論や意思決定ができる指 標をあらかじめ決めておき、 それをダッシュボードに盛り込むよう にすれば、さまざまな溝を乗り越えられます。
広告レポートを含め作り込むことは目的ではございません。「血の通った」レポートにするには、関係者全員が認識合わせをすることが必須となりますので、代理店の皆様は意識してみましょう。また、ECなどのWEB担当者様は代理店に任せる際に「目的」を伝えることを心がけましょう!
次の記事ではLooker Studioで広告レポートを作成する方法を解説しております。
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